不安と孤立を見捨てない石坂わたる 中野区議会議員(1期)・無所属
たつのこ通信
Vol.16 2015.


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-1 面-
VOL.15-3
【見捨てない三大不安】

1老後の不安をなくす~介護の切り下げへの対応~
介護保険の対象が縮小し、軽度な介護度の方の対応が急務です。石坂わたるは家事援助について、従来のホームヘルプサービスと同程度の買い物や料理や掃除など日常生活を支えるために社会福祉協議会のほほえみサービスを活用し区が利用料の補助をする形を提案しています。

2.子育ての不安をなくす~待機児童解消と、育児の孤立による虐待を防ぐ~
認可保育所増やすための予算がつきました。また虐待を受けている子どもの区の施設での保護を始めました。

3雇用の不安をなくす~生活困窮状態の改善と予防~
職場でのハラスメントやワーキングプアなどの解消に向けた取り組みが必要です。なお、失業後に働く意欲を失ってしまった人や、生活習慣やコミュニケーション能力に課題のある人への就労支援をスタートさせました。

★これまでの実勢と経験を活かし誰もがつまづいた時には支えあうことができるまちづくりをすすめます。


【石坂わたるの議会質問後こうなりました!】
○は実現、●は新年度予算で実)

<災害対策>
○段差解消が必要な全災害用避難所に車イス用簡易型スロープの購入
●災害後の停電時に非常用電源で動く、住民情報などについての簡易サーバーシステム構築
○区の防災訓練における車いす利用者の避難の訓練、ベットで寝たきりの方の安否確認の実施
○被災地派遣職員による復興状況報告発表の実現

<外国人にも暮らしやすいまち>
○区の外国人向け広報誌を大学の寮や校内掲示板での配布・掲示。
●タブレット端末を使った外国人向けの多言語通訳システムの導入

石坂わたる:1976年生まれ。養護学校教諭、区立 第七中学校・第十中学校 介助員などを経験し、平成23年、中野区議会議員選挙にて初当選。精神保健福祉士、行政書士。



--2面・3面--

不安と孤立を見捨てない石坂わたる


<平成27年度第1回定例会(2月19日~3月13日) 一般質問>

■認可保育所の定員確保をしっかりと進めるべき

石坂 「認可保育園の新規開設が進まない。今後、認証保育所の認可化をどう考えるか。」
田中大輔区長(以下区長) 「希望する認証保育所へは、必要な施設整備の補助や手続きの情報提供を行い、円滑に認可保育所に移行できるよう支援する。」

〔用語解説〕認証保育所:国基準の認可保育所に対する、都基準の保育所です。長時間保育の提供などが義務付けられている反面、「保育従事職員に占める保育士は6割以上でよい」「0~1歳児の一人当たり基準面積が狭く設定されている」などの特徴があります。


■保育所における障がい児の対応力の向上を

石坂 「南部に出来る障碍児施設でも、発達障がい児等の保育を支援する巡回訪問を行い、拡充すべきでは。」
区長 「南部地域の施設でも、同様の事業を実施する考え。」


■地域の特性を生かしたグローバル化を

石坂 「中野区グローバル戦略推進協議会が設置された。「中野区の歴史・文化・地域や住民の特性」「国際化」を融合するグローカルな視点も必要では。」
区長 「外国人が中野の歴史や文化など、地域特性を理解して溶け込めることが大事。しっかりとした情報発信が必要。」

〔用語解説〕グローカルとは、全世界を巻き込む「グローバリゼーション」と、地域の特性を考慮する「ローカリゼーション」の混成語です。


■性的マイノリティの住民が抱える悩みや実態の、的確な把握を

石坂 「性的マイノリティ(LGBT)が相談可能な窓口のPRの状況は。区民や職員がLGBTについて理解する機会をどのように増やすのか。」
区長 「相談名称の見直しも含め、誰もが相談できる窓口としてPRを進めたい。これまで区民や職員に対して人権研修や啓発を行なってきた。より十分な課題把握とその解決に向けた取り組みについて、研究を深めたい。」
石坂 「他自治体は「同性カップルの保障「LGBTの生活における困難さや不安感・孤立感の解消」のため取り組みについて見当している。それらの把握や、必要な取り組みの研究・検証が望まれるのでは。」
区長 「今後の議論に注目したい」

〔説明〕他自治体の動向例
渋谷区:同性カップルの証明書について条例案が議会に提出された。
世田谷区:相談窓口の明確化と広報の充実化。
四国中央市:全職員が研修を受講。
大阪市淀川区:LGBT当事者と区職員の意見交換会、区民・区内企業・官公職員向けの講演・研修会、専用電話相談、コミュニティスペースの開放。


<平成27年度第1回定例会 総括質疑>

■卒業後を見据えた不登校・引きこもりの子ども支援を

石坂 「不登校のお子さんに発達に偏りのある場合や知的能力がグレーゾーンの場合、フリーステップルーム(適応指導教室)と教育センターの連携で専門的支援が進むか。」
教育委員会川島隆宏指導室長 「問題を抱える子への適切な支援を狙う。」
石坂 「家庭に引きこもりがちの場合、すこやか福祉センターとの連携は。」
指導室長 「家庭支援や、卒業後の進路も視野に入れた連携を図る。」
石坂 「教育センターの相談ケースを適応指導教室に繋ぐことも必要では。」
指導室長 「円滑な連携をしていく。」

〔用語解説〕適応指導教室:長期欠席をしている不登校の小中学生を対象とした教室。そこで学習の援助をしながら本籍校の復帰を目標にしている。


■特別支援教育と児童福祉サービスのコーディネート機能の強化を

石坂 「教育/福祉サービスを組み合わせた計画作成。」「コーディネートができる人材の育成」」義務教育修了前の発達障がい児の引継ぎの部署関連携」につき、すこやか福祉センターがイニシアチヴをとるべきでは。」
松原弘宜支えあい推進室副参事(中部すこやか福祉センター地域ケア担当) 「利用者目線に立って、関係機関と十分な情報共有と連携を持って支援に努める。その際すこやか福祉センターが積極的に関わる。

■増え続けるHIV・エイズの予防啓発と感染者への理解を

石坂 「障害者手帳取得者数で見ると、中野区ではHIVを含む免疫機能障がい者の数が、視覚障がい者の数を上回った。感染が広がりやすい層への対応や対策をどう行うか。
坂野晶司健康福祉部副参事(保健予防担当) 「若い世代や同性愛者への普及啓発は非常に重要である。」
石坂 「保健所での日曜日のHIV即日検査は評判がよく需要も多い。27年度予算の増額により申し込み枠が増えるが、さらなる定員見直しは行うのか。」
坂野副参事 「必要な機会を確保したい。」
石坂 「現状の検査と相談は予防啓発にもつながっているか。」
坂野副参事 「そのとおりである。」
石坂 「障がい者福祉に関わる公務員や事業所にHIVへの理解を深めることができるように、保健所の保健師が医療機関やNPO/当事者団体と連携を図るべき。」
坂野副参事 「関係機関や関係者へのHIV感染者に対する理解促進を図る。拠点病院やNPO、当事者団体との連携を強めたい。」

<平成27年度第1回定例会 予算分科会(総務分科会)質問>

■戦後70年にふさわしい平和・人権の取り組みを

●戦後70年の平和事業につき、第二次世界大戦時には人権抑圧があったことに触れ、人権に関する事業もあわせた取り組みとして欲しいと要望しました。

●区施設の現状を把握するための施設白書が昨年作られたことについて、施設のあり方を考える施設総合管理計画を来年度どうするのか質問しました。しっかりと検討を行っていく旨の答弁がありました。

●来年度始まる法律事務所との法律顧問業務について、自治体内に常勤の任期付き職員を置くメリットを説明した上で、なぜ法律顧問契約としたのか質問しました。任期付き採用も今後の検討課題との答弁がありました。

●「区民の声」で手話通訳の予算がなくなった理由を質問しました。利用実績がないための廃止ではあるが、要望があれば他の予算枠組みで対応できるとの答弁がありました。今後の手話通訳の周知を重ねて要望しました。

●明るい選挙推進活動として行う小中学校での模擬投票について、その事業目標を質問しました。子どもたちの政治課題認識の向上が目的とのこと。成果目標は特に設定しないが、地道に行っていくとの答弁がありました。

<平成27年度第1回定例会 総務委員会(3月9日、10日、13日)>

■特別支援教育の推進に必要な予算措置を

●平和の森講演への新体育館建設に関し、遺跡や平和資料館がある同公園について、文化・歴史・自然もなおざりにしないよう要望しました。

●特別支援教室に関し、各校における教材を含む備品等の購入について、従来の情緒障がい特別支援学級(通級)がある学校にも、新たに特別支援教室整備を進めるための予算がつくことを確認しました。

〔用語解説〕・情緒障害特別支援学級(通級):発達障がい児等が週に1~2日通う特別支援学級(それ以外の日は通常の学級に在籍)区内で数校に設置。
・特別支援教室:特別支援教育巡回指導員が各校を巡回して発達障がいの子どもの指導を行う。全校に設置予定。


<平成27年度第1回定例会 震災対策特別委員会(3月12日)>

■サラリーマン以外の災害時帰宅困難者の想定も行うことが必要

区の災害時帰宅困難者の想定では、帰宅困難者の数が多くなる平日夕方の18時がモデルになっています。しかしもっと早い時間の場合、帰宅困難者総数は少ないものの子どもや障がい者を含む多様な層が帰宅困難に陥る可能性を指摘しました。今後、想定をさらに詰める際や訓練を行う際には、この点も踏まえて行ってほしいことを要望しました。


<石坂わたるの活動報告>

1月5日 中野区賀詞交歓会
1月7日 南台3丁目サービス付き高齢者向け住宅内覧会 南台商店街新年会 
1月8日 コープみらいコープ会プラス「防災について」 東京都行政書士会新年賀詞交歓会
1月10日 新山小学校学校公開、第七中学校学校公開、愛育会「音楽を楽しもう!」
1月12日 中野区成人の集い
1月14日 南台四丁目東町会新年会
1月15日 中野区職員労働組合新年会、中野区体育協会・中野区スポーツ推進委員会合同新年懇親会
1月17日 在日韓国民団東京中野支部新年会 1・17を忘れない!阪神淡路大震災から20年「人間の国へ」(主催:小田実文学と市民運動を考える会他)にスピーカー出演
1月18日 消防団始式、前原町会新年会
1月20日 中野区商店街連合会新年のつどい
1月22日 中野新明小学校授業公開
1月23日 中野区福祉団体連合会新年懇親会 東京行政書士会中野支部賀詞交歓会
1月24日 セクシャルマイノリティ支援第三回全国会議
1月25日 東京土建中野支部南台分会新年会
1月28日 東京土建中野支部新年会
1月29日 中野区障がい者団体 障和会新年会
1月31日 福蔵院招福豆まき会、立教大学一日講師
2月5日 朝日新春の集い
2月6日 中野グローバル戦略推進協議会発足記念フォーラム
2月8日 東京土建中野支部まちの救助隊発足式
2月10日 コープみらいコープ会プラス
2月11日 中野区障がい者福祉事業団「区民ふれあいの集い」 セクシャルマイノリティと人権を考える会さらだ学習会 コミュニティカフェエカイエ講座「あそびとは」
2月13日 東部福祉作業センター織物体験
2月14日 中野ボランティア会 南中野支え合いフォーラム
2月15日 知的障害者青年学級「いずみ教室」スタッフ
2月16日 社会福祉法人愛成会主「Tokyo Brut マジックアワー」 LGBT成人会 怒れる女子会
2月20日 中野カフェ 東松島市仮設住宅支援ミーティング
2月28日 すばるまつり
3月1日 さくら館まつりに、ほのぼのファミリー合唱団で参加 沼袋区民活動センターでの「ふれあいひなまつり」にモモシロ屋の一員として参加
3月7日 中野の星を紡ぐ会「在宅ホスピスのあるまちづくり」、都立三鷹高校卒業記念式典
3月14日 中野みなみ保育園卒園式
3月15日 中野ランニングフェスタ「駅伝の部」に出場
3月19日 区立かみさぎ幼稚園修了式
3月20日 区立南中野中学校卒業式
3月24日 区立新山小学校卒業式



--4面

主な活動記録 ~駅前の街頭演説と福祉トーク~(中野区の地図に活動時の写真を入れて紹介)

区内・近接各駅でたつのこ通信の配布を行ってきました。
・鷺宮駅:近くの都営住宅には、今も東日本大震災の被災者が多くお住まいで、継続支援が必要です。また、開かずの踏み切り問題もあり、連続立体交差化が期待されます。
・新井薬師前駅南口:北口改札前が狭く、朝の通勤時は人があふれています。連続立体交差化と広場整備により解消すると思われますが、動線の検討が望まれます。
・新江古田駅:近くに病児保育・病後保育・小児救急に対応できる医療機関が構想されています。
・富士見台駅:(活動の様子の写真)
・鷺宮区民活動センター:福祉トーク活動「災害と福祉」について
・落合駅:(活動の様子の写真)
・沼袋区民活度センター:福祉トーク活動「障がいと福祉」について
・都立家政駅:(活動の様子の写真)
・野方駅:(活動の様子の写真)
・高円寺駅:(活動の様子の写真)
・東中野駅:駅前広場整備や駅直結の新地下駐輪場が完成しました。
・落合駅:(活動の様子の写真)
・中野駅:動線の改善と、駅西口のバリアフリー化開設が求められます。
・新中野駅:中野通りを北上する際、右折・直進・左折の3レーンができました。渋滞防止、バスの定時運行が期待されます。
・鍋横区民活動センター:福祉トーク活動「女性やセクシャルマイノリティと福祉」について
・中野坂上駅:(活動の様子の写真)
・東部区民活動センー:福祉トーク活動「メンタルヘルスと福祉」について
・方南駅:(活動の様子の写真)
・中野富士見町駅:28年度に「南部すこやか福祉センター」が旧区立中野富士見中の跡地に移転予定。福祉関連のワンフトップ窓口化を進めます。

<メディアに掲載されました>
渋谷区で同性パートナシップ登録の制度を含む条例案が提出され、可決見込み(3/28現在)であることについて、以下のニ紙から取材を受け掲載されました。
・米国の新聞「The New York Times」(ニューヨークでの現地の新聞紙面では2015.2.13に掲載。インターネット版は2015.2.12に掲載)の「ASIA PACIFIC」コーナーで「District in Tokyo Plans to ExtendRights of Gay Couples」という記が書かれ、その中で石坂わたるのコメントも掲載されました。・英国の週刊新聞「The Economist」(Mar 21st 2015に掲載)「Same-sex unions in Japan Summer of love Japan takes its first step towards marriage equality」という記事が書かれ、その中で石坂わたるのコメントも掲載されました。

お話をうかがいます
 中野区議会内では、無所属議員控え室に在室しています。ご相談・ご意見をうかがいますのでお電話・メールで在室確認の上、お気軽にどうぞ。また、3名以上の区民の方の集まりにも調整の上、おうかがいします。
 
 視覚障がい者の方など必要な方には音声版のたつのこ通信(テープ/DAISY CD)をご用意できます。

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